ぴあデビューレビューVol.116@渋谷

会社は午後休暇でもとってのんびりと出発とも考えたけど、時間的にどーにか成りそうだったので、即効定時退社して、新幹線トビ乗り。大宮で少し乗り換えの時間があったので、スパゲッティを立ち食いそばのごとく食らい、いざ渋谷東急奥側へ。 場所はO-West。ここは初めてでしたが、メールでの受付での当選だったので、メールのプリントアウト(ってこれ意味あるのか?、どーにでもなるぞ、そんな印刷ブツは)と、もう1個、こっちは重要な個人を特定するための身分証明書での本人チェック。 会場には結局開演の20分前到着。今回の3組はそれぞれにカラーが違うので、いろんな客層が入り交じっているが、それでもアイドル系(?)のSister-Qのファンの人達は最前で頑張ってたり、フロアーの中でもグループで来てたりで、なんとなく判ってしまうのがなんとも。 じゃ、おまえは今回だれ推しなのだ、って今日はアンジェラさん目当てですよ、と言いながらも『推し』なんて言葉が思い浮かんでしまう時点でアウトだな(笑) では4組の歌を見れたので感想など。

絢香  ジャンル的にはなんなんだろう。これって既存の枠に入る感じではナイ感じ。バンドとしてはバイオリンの女性もいたし、アコギとキーボード。歌はすごく上手。カッチリした印象。ブレが無い感じ。その分優等生っぽい感じが少し物足りないかなぁ〜。それと実年齢よりは上に見えちゃうのはもったいない(ごめんなさい、女性に対して)もちっとパワーが欲しかったかな。感情の溢れる思いみたいな(って偉そうにすんません)

●Sister-Q 今回の4組の中では唯一カラオケライブ。ダンス+歌で聞かせる感じ。3人編成だけど、歌がすごいうまいってワケでも無いし、楽曲しだいなのかな〜と思いますが、グループのカラーがまだはっきりしてない感じ??頑張ってください。

アンジェラ・アキ 半端ねぇ〜〜!!すげえです。歌声といい、ピアノといい(ピアノの巧い下手ってのは私は判りませんが、時にはピアノにかぶりつくようにピアノに向かって、弾く姿は、ピアノとほんと一体化してるってか、一心同体って感じ。歌声の声質もわたし好みで、響くとこはホントに力強く響いてきて気持ち伝わってきますし。ええモン魅せて聞かせてもらいました。途中のMCも堂に入っていて今回の4組の中でもダントツでステージ慣れしてるなぁ〜って感じ。今回のメジャーデビューアルバムに入っているジャニス・イアンのカバー曲がありますけど、まさにジャニス・イアンがOKな人には超お勧め。本物です。

奥田美和子  この人一回POP-JAMでTVで観たことあったけど・・その時の印象はそんなに無かったんですけど・・今回生で聞いて驚いたのは、すごく歌詞が鮮明にこちらに届くっていうか、初めて聞く曲ばかりだったの歌の物語にす〜と入っていける感じ。なので、逆に歌詞の世界感がアレ(自殺とか、葬式とか)なので・・驚きと共に聞き入ってしまいました。眉間にシワを寄せて歌っている表情の特徴的。アンジェラさんの歌がそういうネガティブな局面があったとしても、最後はスコ〜ンと切り抜けてカタルシスが得られる感じなのに対して、奥田さんの場合は、そのネガティブな世界に浸っていて、かつ、じめじめはしてないけど、そういう状況自身を受け入れてそこに留まっている・・って感じ?うまく言えないけど、へぇ〜こういう歌もあるんだよね〜って意味では新発見。ただ今回はアコースティクVerと本人が仰っていたけどアレンジがどの曲も似た感じに思えてしまったのは残念。