MOTアニュアル2006 No Border - 「日本画」から/「日本画」へ

これ、昨日閉館時間1時間前に現地へ到着して・・・全部をじっくりってワケにはいきませんでしたが、作風がはっきり別れているので、そんな“時間たんない”感はありませんでした。 タイトルからすると日本画をアレンジしたモノが多いのかなぁ〜と勝手に先入観アリアリで見に行ったのですが、実際にはそんなコトは無く、作風はバラバラ。 そんな中で、私がびっくりしたのは、普段、心象風景っぽい作風の絵はす〜〜と素通りしちゃう私なんですが・・・・今回はある1枚が、なぜか凄く気になる絵がありまして・・・ それは篠塚聖哉さんの作品で“粉雪”って作品。パッと見は・・飛行機の中から見る夕焼け空(かつ、時間帯はほとんど夜の帷が降りてくらい夜空な感じ)の絵で、これのどこが粉雪なワケ??って思っていたんですけど・・瞬きを何度かしていくと・・瞬きするゴトに違うものが絵から浮かび上がってきて見えてきたんっすよ! 恐らく作品を照らしている光源の種類とかにも依存していると思うんですがオレンジ系なハロゲンっぽい感じで・・・それに目が慣れてきてず〜と見つめていると、次から次と見えない模様や雪とまではいかないけども、白い雲のようなものがわき出て見えてきて・・・思わず自分の目を擦って・・・・へぇ?へぇ?なに?なに? なびっくりな状態でした。 それと作品の上下にある空白の白い部分も見ているとだんだんオレンジ色に見えてくる感じで。う〜んこんな体験は初めて。なんか目が疲れていたのかなぁ〜ってのもあるかもしれませんが、こんな風に絵が見るたびに違って見える・・・って体験は初でしたので、しばらくその絵の前から離れることが出来ませんでした。 そして、恐らくそういう変化が無かったとしても・・・その絵の雰囲気、特に左上側に描かれていた緑色系の空の色とそこから広がる雲海の雰囲気がすごく、なぜか私の琴線にふれたってコトで良い作品に出逢えて満足でした。あと町田久美さんの作品ってすごくアニメっぽい感じで・・・その中でも青耳は良かったです。とくに頭上から出ている煙のような物質のような感じとかその耳の色とか・・。