白蛇伝 18日昼公演

今回の鑑賞の中では一番ステージに近い位置の3列目。後方の席とはまた違う光景がいろいろ見えたり、逆にサブブロックでしたので、舞台セットが視界を邪魔して冥界の赤い渦巻きとかは見えないような位置でしたけども、今日の公演でもいろいろ思った点があったので以下につらつらと。 まず、第1幕の一番最後のシュンセンが死んでしまうところ。以前の私の日記では“死んで争いゴトから逃げるのは良くない”と感じた事を書きましたが、今日の舞台を観てて思ったのは、その前段でパイニャンが自らの心の苦しみと目の前で起きている争いの原因が自分にあるのなら、いっそのコトの全てを投げ出してでもシュンセンへ思いを伝えたい!死んでも構わない! と、死ぬ覚悟を思わせるくだりがあって・・・・シュンセンはそんなパイニャンの様子を観て、『パイニャンを死なせるワケにはいかない!彼女が死ぬのを防ぐには自分が身替わりになって・・・』という心情からの身投げであったのでは・・・。そういう愛の形の表現であったと。そういう側面もあるのかなぁ〜とか思いました。 あと、なっちの演技の部分では、初めてシュンセンと出逢い、シュンセンの詩集の言葉を歌うシーンのところでは、パイニャンは、まだ“あやかし度”は95%でほとんど人間の心は無く、すごく妖怪っぽい(笑)というか、心が無く冷淡そうな生き物を表現していて、そういう所が目の光りというか表情に良くでていたなぁ〜と思いました。その意味ではハクソテイは固定キャラですけども(戦士のキャラ)パイニャンは、あやかしから人間へと変化していくキャラなので、そう言う視点で観てみるとなっち一人二役ではなく一人三役なのかなぁ〜とか思いました。 その他、劇全体の中で印象に残っているセリフはラミア様が言う『枯れぬ花など美しいものか・・』といつかは死ぬ人間を羨むセリフとか『愛は思い出よりも前にある。』このパターンは別のVer で『愛は○×よりも前にある』って派生Verもあったような。あとは・・ハクソテイを冥界に送りだした後に『どこからあの情熱が湧いてくるのか・・・、全てを投げ捨てる勇気ががあればこそ、全てを受け入れる事はできるのか』(←正確ではありません) それから最後のセリフが11日の公演から比べるとだいぶ追加されていて(一言だけ追加ってレベルではなく2、3個文章を追加って感じで)前回の最後は『みんなの思いが世界を変える』でしたけど・・・そのあとに何個かセリフが続き最後に『この世界がなければ愛はもう歌えない』になってました。(たぶん、記憶が正しければ) それと、ホッカイ様が下山は、外人口調で話しかけるのと・・・、客席に降りて『カブトムシ捕まえた』でした。それから、これはアドリブだったかはっきり憶えてないですけども、例のトランスジェンダの人がステージからはける際に魔除けのお札を額に貼っちゃうシーンもありました。あ〜あと、『ちょっと、ちょっとx2』のトコロがハリセン小道具での引っ叩きになってました(笑) す、すいません。歌に関してはまた明日以降にもで追記します。