山口晃展@練馬区立美術館

明日で開催期間が終わるってタイミングでしたので人出も多く、ゆっくり鑑賞ってワケには行きませんでしたが、楽しめました!最初1Fのコーナーを見たときはあまり大きいサイズの作品が無く、ちょっとガッカリ目でしたが、2階に展示されていた「続・無残ノ介」の連作(って呼べば良いのでしょうか?)がすごく良かったです。ストーリーがちゃんとあって、各登場人物毎に、描写のタッチが変わっていたりして、各登場人物毎に区切っても1つの作品として楽しめるようになっていたし・・・・・ 私が面白いって思ったのは、からくり山車が登場して、現場に向かう際、いちいち地面に杭を打って曲がったり、停止している様子を見ながら現代風エンジニア二人が『かっくぃぃぃ〜〜』『〜〜〜〜すっねー』って普通に喋っているところとか、スナイパーの彼が、草原にたたずむ大きな画とか・・・そのからくり山車が刀を抜くときにエアーの圧力で『ばしゅっ!』って感じの擬音入りで書かれていたり、おじいさんが刀を指で受け止めている画の横に小さく和紙にその状況を説明している説明書きがあったり・・・・とにかく、あの連作は目録とかで小さく印刷されちゃうと、その魅力は1%も伝わらないじゅないかなーと思いました。おのおのの作品の大きさ、紙質(自衛隊風の人が最後に銃で刀を受ける件のところの紙質とか)、配置、それらを含めて1つの作品って感じで、すごく面白くて、単純にすげーー!って思いました。 こちらに、オフィシャルから引用されている写真がありましたので、参考まで。ちなみに目録はまだ完成してなかったので通販で申し込みしました。